小雪の中国語の発声法 《声調》

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発音は難しいけど、文法が簡単、というのが中国語です。
(正しくは「単語と語順さえ正しければ通じる」というべき?)

中国語は他の外国語のように、単数・複数の別や男性・女性名詞の別、さらに時制・用言の語形変化がなく、文法的にはきわめて簡便な言語です。ましてや多少の違いはあるにせよ同じ「漢字」を使う点は日本人にとって大変取り組みやすい言語です。

ところが、最初はどんなスクールへ行っても「アー、アアー、アー、アーッ」(四声)
の単調な発声練習をイヤと言うほどやります。

そこで素直な人はほんとにイヤになって、せっかくのチャンスを投げ出してしまうのです。

でも、中国語を身につけるのに必要なことは、この一点「発音・発声」にあるのです。

外国人が日本語を上手に話せるようになるには
「平板な50音」を覚えるだけでいいのにたいし、
中国語は405個もの発音があり、四声という声調の組み合わせ(音の高低の違い)を
身に着けなければならないのです。
といっても、心配は要りません。「ツボ」を心得て、少しずつ着実に進むことです。
要は、「気づき」と慣れです。

その「気づき」とは下記の「ATTENTION」です。

それをわかって、発音・発声の単調な作業を「投げ出さない」ことです。
そこに書いてあることは決して見逃してはいけない内容です。


読み書きはできても、やはり話せなくては……
話せるようになるには
①正しい発音
②聞き取り(ヒヤリング)能力
➠ ヒヤリングUPはこちらに
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発音練習は大変地道な作業になりますが、大きな声で、コツコツやることが大事です。
・まさに「急がば回れ!」 経験として、実感しています。
 ⇒ 発声練習 (1)、 (2)、 (3)、 (4)、 (5)、 (6)

発声練習にカードを作りましょう!
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このページのINDEX
 中国語の基本の基本  ピンイン  漢字  ピンインはふりがな!
 はじめに知っておかなければならないこと!  日本人の陥りやすい発声上の問題点
 CDつき本の使い方  パソコンに中国語を表示させるには

  
 中国語の基本の基本

 さて、中国語を学習するにあたり、最低限知っておくことがあります。
 その一つは発音のこと。そして、漢字のこと、です。
1.発音の表記: 中国語の発音は「ピンイン」と呼ばれるローマ字を使い、それに声の調子「声調」をあらわす「四声」の記号をふって
           あらわします。

           四声の詳しいことはこちらに

2.漢字: 中国で使われる漢字は日本で使われている漢字の元になっている「繁体字」とは異なる「簡体字」です。
       「簡体字」は繁体字を省略したもので、日本語の常用漢字とは異なるものが多い。
   
 
ピンイン(汉语拼音 hàn yŭ pīn yīn ):
中国語では「漢字の読み方」をあらわすために考案され、1958年から正式に使われ始めたピンインと呼ばれるローマ字表記と、声調記号とを合わせて使います。
ピンインではからまでのうちを使わず、その代わり 「ü」 (uウムラウト)という字を使います

  ⇒ ピンインの詳しいことはコチラへ。
   
 漢字
 現在中国で使用されている漢字は、これまで使われていた古い漢字(繁体字)を簡略化した形のもので、「簡体字」(简体字、jiǎntǐzì あるいは簡化字 かんかじ、简化字、jiǎnhuàzì  と呼ばれているものです。
簡体字
(かんたいじ)

 简体字、jiǎntǐzì あるいは簡化字(かんかじ、简化字、jiǎnhuàzì)は、1960年代に中華人民共和国で制定された簡略化された漢字の字体体系。
正確には
字全体が簡略化されたものだけを簡体字といい、偏や旁など一部が簡略化されたものも含めて簡化字または簡化文字という。
(ウィキペディアより)
 そのため、わたしたちが日常使用している漢字だけを「漢字」だとしている日本人には、どうしても「違和感」が着いて回ります。
これも、「そういうものだ」として受け止めてください。

 ⇒  簡体字(かんたいじ)  はコチラ

 さらに、同じ漢字でも、意味がまったく違って使われるものがあります。(同字異義語
たとえば「花 huā 」。 「花」にはもちろん、flower の意味もありますが、spend の意味でも使われます。

⇒ 他每天三小时汉语学习。  tā mĕi tiān huā sān xiǎo shí hàn yù xué xí . (彼は中国語を毎日3時間勉強します。)

このほか、中国語でも同じ漢字で違う発音のもの(異読字)などがあります。

 
   
ATTENTION!
中国語の発音表記(ピンイン)はローマ字表記とは違う中国語固有の発音表記(ふりがな)なんです!
 (このことをはじめに理解しないといつまでも上達しません。

つまり、ピンインは発音記号ではないのです! ⇒ ピンインは「振り仮名(ふりがな)」です。
実際の発音は、それに対応した個々の発声によります
( 「目からうろこ!」__もっと早く言ってほしかった。 2008/7 NHK 「テレビで中国語」 p.64 古川 裕 著)

たとえば、ピンイン(発音表記:ふりがな) zi」の発音は 「ジ」ではなく、 
あるいは、  「
」 は(「エ」に近いこともあるが、) ノドに力を入れて、
        
基本は 口を横に開いて 「」。 「wo」に近いこともある!

ならば、 ji は 「」 かといえば、そうでなくて、  。
               ex. 「自己」  ”  ” (あえて言えば、--

  詳しくは ⇒ 『中国語の発声法』以降へ

  このページでも書いてあるように、ピンイン(発音表記) は英語などのローマ字表記と違うものが多いです。


ということで、それぞれの発声方法をしっかり身につけないと話すことはもちろん、聞くこともままになりません。
このためピンインをカタカナでは表現しきれず、便宜的に用いられても、
カタカナでは「代用はできません」
はじめは大変ですが、繰り返し練習して少しずつ慣れるようにしましょう。


  英語の発音記号からすぐに解放されてください!

☆☆☆

中国語の発音を始めようという方には、はじめに知っておかなければならないことがあります。

それは、中国語の発音について大変重要なこと!!です。

中国語の発音をローマ字で表記・表音化した『ピンイン』

  ローマ字(表記)ではあるが、わたしたちが習った表音・発声とおなじではない!ということです。
                      (もちろん、おなじようなものもありますが・・・)

                      「発音の基本」についてはこちらへ

②そして、
四声

  四声とは、発声(声調:tone)を①一声=高い、②二声=上げる、③三声=抑える、④四声=下げるの

  4種類にわけたもので、同じ音でも、上記の声調の違いで意味が異なり、話が通じないことになります。


 日本語でも同じ表記の「ハシ」でも、「橋」、「箸」の違いがありますが、それほど多くはないです。
 中国語では、それが大変に多いのです。たとえればきりがないのですが、
 たとえば、「挑戦」の「挑」。日本語では「いどむ」しかありませんね。
  この「挑」が、中国語では、
 ①
tiǎo (aを低く発音): と
 ②
tiāo (aを高く平らに発音): の二つがあります。
そして、「挑む」と同じなのは①ですが、
②では「選ぶ」とか、「捜す」などの、まったく違う意味になってしまいます。

ですから、「四声=中国語の発音}は中国語会話・学習では大変重要なPOINTになります。
地道に進まなければなりません。、


  それぞれの語はそれぞれに固有の四声を持っていますが、
「固有の四声」から外れる発音
があります。 これを「
変調」と言いますが、コチらを参照ください
  音韻表(音節表):
           漢字一字の読みをあらわしたもので、いわゆる「子音」(
声母)と「母音」(韻母)の組み合わせをマトリックスにしたものです。
     
    この発音がすべての基本になります。
        これに「四声」を加えてそれぞれの語が表現されることになります。
        わたしたちのサークルの「師範代」L.Z.さんが作ってくれた力作はコチラです。

  日本人が中国語会話を学ぶときに陥りやすい発声上の問題点はコチラにあります。


   
参考書は自分レベルに合わせて選びましょう。(無理は禁物です。)

CDつき本の使い方は、まずCDの内容をTEXTを見ながらざっと聞き進む
このとき、多少おぼつかなくともoverwrapping(シャドーイング:重ね読み)に挑戦するといいですよ。
そのあと、CDに収録されていない詳細部をよむようにすると、早く全体像がつかめ、speaking能力もhearing能力も
ばっちりついてきます。
(なお、overwrappingははじめから、無理してnativeの「ふつうの速さ」について行こうとすると、はじかれますから初級レベルからはじめましょう。
でも、この「習慣づけ」、無理してでもやり続けると、後で効いてきます。)


   **************************************◆◇◆☆★◇◆◇*************************************

⇒ ところで、CDを自在にSTOP&GOをして練習するには 《iTunes》 を使うといいのでは。

・それには、先ずここから 《iTunes》 をダウンロードします。 <ダウンロードは無料です。」>
 ダウンロードした後は (以下はWindows XP の場合です。)
・使用するCDをPCに挿入します。
・すると、Audio CD(E:) のウィンドうが開き、自動的に「CDをコピー/Roxio RecordNow Copy使用」が選択されていますので
 そこをCLICKします。
・次に、Roxio Creator LE のウィンドウが開きますので、その右下の「ディスクコピー」のボタンをCLICKします。
  → コピーには時間がかかりますので完了するまでお待ちください。

・あとは 
iTunes を起動してHearing と Speaking の練習ができるようになります。
・「名前」などのところで使用する項目をCLICKします。
・すると同時に音声が起動します。
・左上の操作ボタンでGO/STOPのコントロールができますし、真上の進行ボタンをマウスで操作することによってgo/backができ
 何度でも繰り返しができます。


なお、「Roxio Creator LJで、「CDやDVD、Blu-ray Discにデータを書き込む方法」については
http://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?rid=7&PID=3407-4582
に詳しいです。
(お手持ちのPCに「Roxio Creator LJ」が入っていない場合はこのインストールを先にしてください。)
<
このダウンロードも無料です。>



    
 あるサークルの師範代であるL.Z.さんが、「初心者が間違えやすいPOINT」をまとめてくれました。


◆◆ 日本人の陥りやすい発声上の問題点 ◆◆

                                   2008年12月4日 柳井
1、日本人は声が小さい
    声が小さいと四声や子音が聞き取れなくなります。
    ⇒ 相手に唾がかかるくらいの積りで発声

2、日本人の発声は語尾が不明瞭
    日本語のような曖昧表現は不可            ・・・・
    ⇒ 最後まではっきり気を抜かないで発声

3、文章全体の高低、階調がなく平坦な棒読みになる
    一声は出来るだけ高く、二声は語尾をはっきり、三声は力を込めて、


練習では一声はラで始めると良い

三声は文中で多い半三声で練習

日本語の3倍の音程で話すように意識




4、単語、文中で四声が崩れる、いいかげんに発音してしまう
日本語では言いやすい音調に自然に変化しているのでその癖が出てしまう

一声一声 ⇒ 一声+四声、一声+軽声に化ける
二声二声 ⇒ 二声+四声、二声+軽声に化ける
三声二声 ⇒ 二声が不明瞭できちんと上がらない
二声三声 ⇒ 三声が不明瞭   きちんと下がらない

   ⇒ 単語としてしっかり四声を記憶する
   ⇒ 二音節の単語で発音練習
   ⇒ 人の発声と比べる、
   ⇒ 自分の音を録音して聞いてみる
   ⇒ 聞いて書いて目で見て話して動作して身体全体の五感で声調を覚える
   黙読では決して覚えられない

     先駆者の体験に基づくご指摘は実に的を得たもので、後生にとっては大変ありがたいですね。
   
    パソコンに中国語を表示させるには

  さて、NETを利用し中国語を始めるには、あなたのPCに中国語を表示させるようにしなくてはなりません。
 そこで、簡潔にその方法を教えてくれるサイトを紹介します。
WINDOWSの場合はここ

 上記をclickしてご利用ください。
 PCなんて井戸の水だと思って、こわがらずあなどらずに、なんでもいろいろやってみることですよ。


語学の作業は単調で、効果がすぐに現れるものではないですから、継続が難しいことも事実。
そこは腹をくくり、「急がば回れ」に徹すると自分に言い聞かせがんばりましょう。

成果はきっと現れます!

人は思ったとおりの人間になる。」(James Allen「原因」と「結果」の法則  ⇒ そのとおりですよ。 「成せば成る・・・


次は『四声』へ行きましょう。
発音学習は地味になりますが「会話の基本」です。
誰でも学びやすいように、できるだけわかりやすい表現にしました。
急がば回れ!
とにかく、じっくり楽しく勉強を続けましょう!
そして、この関連のHPは文法・語彙など充実させていきます。
ご一緒に、さらに STEP UP していきましょう!

当サイトの記述は『中日交流標準中国語』を基本にしております。
(日中両国の専門家が共同で執筆・編集し、人民教育出版社が発行したもので、一般には手に入りにくいかも。)


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