はじめに 中国語を学ぶ日本の学習者にとって、同じ漢字を使用しているのに、なんか変だなーといった「違和感」を持つことがあり、 それがさらに勉強の進めの妨げになるようなことが、たびたびあります。 (文字を持たなかった日本人族が、「中国人の漢字」を拝借しただけの話ですから。) それは多分、中国語と日本語はまったくの「義兄弟」なのに、勝手に「血のつながった兄弟」だと思っているためではないでしょうか。 (もっとも、実の兄弟だからといって「違和感」のない現実ばかりでもありませんが・・・) 因みに、 ![]() 日本人は、ウラル・アルタイ語族に属するモンゴロイドで、 中国人は、シナ・シャム語族に属するモンゴロイドになるそうです。 要するに、同じ漢字を使うといってももともとが言語系統の違う民族どうしなのです。 もともと違う者が、相手も同じだとして理解しようとすればするほど、分かりにくくなるのは、当然ですよね。 「基本的に発想・視点が違うんだ」と心得て対処・対応すべきなんでしょうね。 |
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1.語順 基本 S (主語)+ V (述語) + O(目的語) ということは「英語と同じ」なんですね。 例文 1. : 田中さんは留学生です。 田中是留学生。
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主語 : 名詞、 代名詞 述語 : 動詞、 名詞、 形容詞 ⇒ 「ちょっと待った!」 「名詞や形容詞が述語になるなんておかしいじゃん!?」 でも、あるんですねーこれが。 「彼はどこの人ですか。」 「山東の人です。」というような時などに使われます。 ”他哪儿人?” ”他山东人。” (使われているのはすべて、名詞ですね。) このような話し言葉出で使われる一部の名詞はそのまま述語になります。 これを「名詞述語文」 あるいは 「形容詞述語文」といいます。 名詞や形容詞が述語になると、日本語では「カタコト」のような感じがしますが、 逆に言えば、簡単な会話では「単語を並べるだけで意味が通じる」ことにもなります。 四声を含み「正しく単語を覚える」ことがとても大切になる訳ですね。 |
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単語に単数・複数の区別はない。 ⇒他の外国語にあるようなj名詞の男性・女性の区別もない。 時制や用言の変化がない。 ⇒ ということは「単語を覚えるだけでいい」んですね。 そのかわり、すべての名詞に、物を数える表現に使う「量詞」がある。 例文 2. : 我们学校来了一个新老师. 很漂亮. わたしたちの学校に新しい先生が来ました。とてもきれいな人です。 ⇒ このように、ほとんどの場合、名詞の前に「量詞」(上の例では个)がつきます。 日本語は厳格なようである意味いいかげんなところもあり、省略することがままあります。 加えて、日本語ではこれを「助数詞」と呼んでいて、助数詞は「接尾詞」の一つですから 名詞のあとに来るわけです。 そこで、一つの「違和感」を感じることになります。 ⇒ ざっと中国語ってどんなものかをつかんだ後で、この小さな関門の一つ、「量詞」をクリアしてください。 (文法の詳しいことは「小雪の中国語学習《文法編》」にすこしづつまとめていきますのでご覧ください。) |
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リエゾンしないので、「語」には(同字異音・異義語はありますが)一つの意味に対し、ひとつの「音」しかありません。 四声が間違っていれば意味は通じませんが、 四声を一つ一つ、しっかり身につければ、間違いなく伝わります。 日本人初心者にとって、抵抗(障害というべきか)になるものの一つに、漢字の妨げがあります。 それは、「漢字を知っているから味わう苦痛」とでもいうものでしょうか。 同じ漢字なのに違う意味があるという「不合理」(?)さ、です。 それも、「行く」とかいう、きわめて基本的な言葉にもあるですから、はじめに戸惑ってしまうようです。 たとえば、 「私は学校に行く。」 というのを、 我 去 学 校 。 wŏ qù xué xiào。 といいます。 普通ここで、たいていの日本人は 「『行く』のに、なんで『去る』んだ?」 と引っかかります。 そういうことが、あちこちで起こります。 ⇒ その解決法は簡単です。 「中国語は『外国語』です。」 と割り切ることです。 「中国語の発音は難しい」と言われるなら、「難しい発音を習う」ことに徹すればいいのではないでしょうか。 いわば、「居直り」ですかね。
このほか、中国語には、”着” だの、”的” だのといった「助詞」が、頻出します。 そういうものは、あまり深く考えず、「そういうもの」として、用例を暗記したりして覚えこんでしまいましょう。 また、会話入門書などを丸暗記しようとしても、なかなかみにつかないものです。 そこで、会話文に若干文法的解説を加え、「理屈」を知りながら学ぶ方法として「小雪の中国語学習《会話編》」を 用意しました。NHKのラジオ講座で使用されたものを中心にしたものです。 日常生活に関することはほとんど網羅してあります。ぜひ、一通り読んでみてください。
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その一つは、発音と漢字の違いです。 1.発音の違い: 日本語の音は50音と俗に言われているが、現在実際に使われているのは 「ん」 を含めても46字。 ⇒ 整理されたPOINTにしたがって、確実に習い覚えましょう。 : ①コチラの「音節表」で概況を把握して、 ②「発音の要領はコチラで、 ③実際の「発音練習」はコチラで、 順次TRYしてください。 2.漢字の違い: 現代中国語の漢字は簡体字と言われていわゆる略字(簡体字あるいは簡化字)が多用されていて、 そればかりでなく、同じ漢字でありながら、意味が異なる同字異義語があります。 (⇒ これも、一歩一歩着実に習得しましょう。) そんなことから、意欲満々に挑戦してみたものの、道半ば以前の「トバックチ」で投げ出してしまう人もいます。 これは大変もったいないことです。 ここではそんなもったいないことがおきないように、はじめからその辺のご案内をしながら共にレベルアップしようと思います。 ぜひ、足元をしっかり固めて一緒にすすみましょう! |
![]() (このことをはじめに理解しないといつまでも上達しません。) |
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パソコンに中国語を表示させるには |
さて、NETを利用し中国語を始めるには、あなたのPCに中国語を表示させるようにしなくてはなりません。 そこで、簡潔にその方法を教えてくれるサイトを紹介します。 WINDOWSの場合はここ。 上記をclickしてご利用ください。 PCなんて井戸の水だと思って、こわがらずあなどらずに、なんでもいろいろやってみることですよ。 |
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sumaho ![]() |