まず、「山芋について」ご案内します。
「山芋…、自然薯…」 私もなんとなくわかっていたような気がしていましたが
正直な所、きちんと説明できずにいました。
の「ヤマイモを栽培しよう」に大変わかりやすく解説してありましたので
そこから概要をご案内します。
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つまり、【山芋】は「ナガイモ種」と「ヤマノイモ種」に分けられ、
「ヤマノイモ種」は山に自生する「自然薯(じねんじょ)」で、
「ナガイモ種」はその形状から
❶ ナガイモ群 : 長芋、ねばり芋、姫神芋など。
❷ ツクネイモ群 : 山の芋など。
❸ イチョウイモ芋群 : いちょう芋など。
に分類されます。
いずれも「自然薯」の一部を除いて市販されているのは畑で栽培されている「栽培もの」です。
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さっぱりした味です。 |
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長芋よりも甘く粘りも強い品種。
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ねばりが強い。 |
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関西では「大和芋」と呼ばれている「つくね芋」です。
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モチモチとねばりが強い。 |
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関東では「大和芋」と呼ばれている「つくね芋」です。
三味線のバチに似ているから「バチ芋」、
手に似ているから「手芋」などといわれているのがこの仲間です。
ごつごつした「仏掌芋」というイモもあります。
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粘りはナガイモ群とツクネイモ群の中間ぐらい。
➠ 生・快・縁 『希ト喜と』ではこの種類の【短形自然薯】を栽培しています。
山芋は 元気の源 で、作り方を工夫すれば「粘り」も増せる からです。
中でも 《短形自然薯》 には
❶ 粘り がある ➠ 作り方の工夫で「更に粘りのある芋」ができます!
❷ うまみ がある。
❸ 食べ応え がある。
という理由からです。 |
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本来は日本の山野に自生しているつる植物で、細長いクネクネとした形状をしています。
品質は大変優れており、以前は栽培が困難で山掘りが主流でしたが、パイプ栽培などが普及し、
形状の真っすぐな自然薯が流通するようになっています。
栽培された自然薯です
(種芋を購入し育ててみたものです。)
自然薯に限らず、山芋類は非常に皮が薄く、乾いた芋を刷毛でやさしく泥を落とすのが限界です。
売られている「白い自然薯」は漂白剤で処理されたものです。
生・快・縁 『希ト喜と』は漂白した山芋は販売いたしません。
➠ 生・快・縁 『希ト喜と』は自然薯も栽培していますが、粘り・味・栄養・効能などで遜色がない
比較的お求めやすい【短形自然薯】をお薦めしています。
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《無農薬栽培について》
生産者が安全な食品に徹するのは当然です。
余談になりますが、いわゆる【無農薬栽培】については限界があり
私は懐疑的に思っています。
温暖多雨の日本の風土で無農薬栽培を商業ベースで実現する事は不可能に近いでしょう。
’15年の当地は酷暑ののち雨続きでした。
白菜、カブ他の根菜類はナメクジの大発生。 「虫食い野菜は嫌い」の消費者様に買われず。
専業の方々はこれを体験で知って居て、事前に徹底防除の農薬散布作業をして回避。
でも、今の多くの農家は登録農薬を規定通りに使う農家コンプライアンス心が身についているから
(日常の一般的注意は必要でしょうが)必要以上の心配は要らないでしょう。
こんな状況下、よく言われる「無農薬」を謳った農産品の販売は
「危険な化学物質」のイメージを利用した【不安ビジネス】の類ではないかと感じます。
➠ 「奇跡のリンゴ」という幻想 -無農薬のジレンマ
➠ 「奇跡のりんご」はなぜ無農薬栽培なのか
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山芋に豊富に含まれるでんぷんを分解する分解酵素は、加熱しない方がその効果をより強く発揮し、
すりおろして山芋の細胞を壊すことで分解酵素の働きが強まることもわかっています。
とろろは、山芋の分解酵素の働きを最大限に発揮させる、非常に合理的な食べ方なのです。 |