甘いトウモロコシの【抑制栽培】
この品種は『抑制栽培』ができるというので、8月3日、8月14日と同じように『休眠打破』した種子を
8月19日(約180株)、9月4日(約100株)それぞれ定植した。
➠ 抑制栽培とは
野菜や草花の生育を人為的に抑制し,露地栽培よりも収穫・出荷時期をおくらせる栽培法。
この品種の場合、露地栽培のまま単に播種時期を後ろにずらすだけ。 |
第一回目の追肥
2017年9月12日
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トウモロコシは2回に分け追肥するものだという。
1回目は「丈がひざ位」(本葉6~8枚ごろ)で、2回目は『雄穂出穂期』に。
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上の写真は手前が自家採種の株で、奥が購入種。
気のせいか自家種の方が生育良いように見える。
ひょっとしたら、F1品種というから元の性質に戻っているのかも…
追肥した3日後、大きな株を見ると既に雄しべ(雄穂)ができていた。
2017年9月15日
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休眠打破から約40日経過。
普通、播種から3ヶ月ほどで収穫で、目安は受粉から2~3週間後ともいうから。
また、「収穫適期は絹糸抽出日から21~25日ごろ」とも。
収穫は10月初めごろかなぁ。
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では、種苗屋さんが進めた甘いトウモロコシって、一体何という品種?
それはこんな所から探してみたら如何でしょうか。
私もあれこれ探した結果ですから…
それに、栽培の仕方で糖度には差が出ると言いますし。
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➠ こちらも参考にしてみたら… |
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2017年9月18日
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9月17日台風が通過し、ハウスへの被害は軽微だったが、トウモロコシはやはり倒伏した。
>通常は2、3日で自然に起き上がってくるので、問題ありません」
とはいうものの
確実に収穫するには問題でしょうねぇ。
早速、立て直し作業に。
トウモロコシの茎は固い。乱暴にすると株元から簡単に折れる。
畝の方向にパイプor支柱orバンドを渡し、それに立て直した株を縛り付ける。
4.5列。二日がかりの作業になった。
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この極甘トウモロコシはちょっと変わった特徴がある。
一つは草丈が低いこと。
もう一つは時に、雄しべに雌しべに成る実(子実)が付くことがある。 |
2017年9月20日
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本種は高さが低い
(図の左側は本種の種を育苗したもの) |
頭頂部の雄しべに子実が !? |
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【まとめ】
時期をずらした「抑制栽培」だが、
これからはアワノメイガのほかオオタバコガなどの害虫が活躍するようです。
さらに、台風もやってくる。
油断ならない。
農薬未使用を実現するには雌穂(実)をガードすることも必要。
いろいろ大変な工夫が要るし、簡単ではないなぁ。
きれい好きの消費者様。
『虫食いのないトウモロコシ』を無農薬で作るなんて至難の業。
そんな試みは【徒労】に過ぎないのかもね。
なお、甘いトウモロコシを作ると言っても、当地は寒暖差のある恵まれた地域ではありません。
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