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2月 |
愛知県地方では2月10日過ぎから新芽がうごきはじめます。ミズゴケの中なので掘り出して見ないと分かりません。水が乾くと新芽と芋が乾いて枯れてしまいます。
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3月 |
地表にはまだ新芽は出ていませんがミズゴケの中では白い新芽が伸びはじめています。水が乾くと新芽が乾いて枯れてしまいます。
この時期植え替えをします。輸入ミズゴケの中には非常にpH値の低い(酸性度の強い)ミズゴケがあります。このようなミズゴケを使うと生理障害を起こして枯れます |
4月 |
下旬になり遅霜の心配が無くなると新芽が出ます。新芽が出ない場合の多くは冬の間に水が無くなり乾燥して枯れたと思われます。
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5月 |
新芽がミズゴケの上に出て来ます。遅霜に当たると枯れます。5月でも時々25度を超える真夏日があります。強い日差しで葉焼けが起きます。太陽の直射を受けて1~2週間後に葉先が黒化します。どの株も同じ様な場所が黒化しますので病気と見分けがつきます。
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6月 |
株が大きく成長します。応援しようと思って液肥などを与えると栄養過多による生理障害を起こします。葉先が黒くなり枯れます。
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7月 |
株も大きく育ちます。花芽が伸び始めます。梅雨が終り、雨が降らないので水道の水をかける回数が増えます。水道水は各市町村の水道局によって水質が異なりますが弱アルカリ性の水の場合、生理障害を起こします。花芽が上がり楽しみにしていたのに葉や花芽が黒化し、やがて枯れます。知らず知らずのうちに雨水(弱酸性水)の恩恵を受けて梅雨明けまでは育っていたのですが水道水(弱アルカリ性の場合)にしたとたん生理障害を起こします。雨水に戻すことで解決します。
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8月 |
次々と純白の鷺型の花が咲きます。壁際や熱の溜まりやすい場所においてあるサギ草は熱中症に掛かりひどい時は枯れます。特に都市や都市周辺の都市熱が溜まりやすいところは熱中症になります。庭の中で一番涼しい場所を選んで置いて下さい。
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9月 |
花が茶色く枯れ、直ぐ下の子房(種が入っている)が膨らみ始めます。応援しようと思って濃い液肥などを与えると生理障害を起こして枯れます。
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10月 |
根の先に来年の芋がふくらみ始めています。大きな芋を作ろうと考え濃い液肥などを与えると生理障害を起こし枯れます。
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11月 |
種のさやが茶色に枯れてきたら、採取し、実生に挑戦してみましょう。下旬に枯れ始めるのは自然です。
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12月 |
地上部が枯れてミズゴケの中の根も枯れます。これは自然ですから心配いりません。芋だけが残り休眠に入ります。 水を切らさないようにしてください。冬に水を切らし乾かすと芋が枯れて春に新芽を出しません。
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1月 |
ミズゴケの中では芋が眠っています。水が乾くと芋が乾いて枯れてしまいます。水を切らさないように。冬に水を切らし乾燥させると芋が枯れて春に新芽を出しません。
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